私は子どもの付き添い入院で、小児科病棟の大部屋に5日ほど泊まったことがあるのですが…。
病院の大部屋で生活をするのは、不便なことが多くてなかなか大変でした…!(◎_◎;)
今回は、そんな小児科病棟の大部屋での生活を体験して、私が感じたことについてお話していきます。
我が家の子どもたちの入院について
はじめに、我が家の子どもたちの入院について、簡単にご説明します。
私には、現在7歳の息子と、5歳の娘がいます。
息子も娘も1回ずつ、短期間ですが、小児科病棟に入院したことがあります。
私は2人の子どもの付き添いで、今までに2回、入院をすることになりました。
●1回目の入院
- 時期 … 2021年12月
- 年齢 … 当時4歳(幼稚園の年少さん)の娘
- 病名 … アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)
- 症状 …激しい嘔吐・脱水
- 入院期間 … 3日
- 病室 … 3日とも大部屋
1回目の娘の入院のときは、個室に空きがありませんでした…。
そのため、退院するまで3日間、ずっと大部屋で過ごしました。
●2回目の入院
- 時期 … 2023年2月
- 年齢 … 当時7歳(小学校1年生)の息子
- 病名 … 急性気管支炎
- 症状 … 高熱と咳、咳による嘔吐
- 入院期間 … 6日
- 病室… 2日間は大部屋、その後の4日間は個室
2回目の息子の入院時には、途中から個室が空いたため、大部屋から個室に移動しました♪
個室と大部屋、両方で寝泊まりするという経験ができたので、その違いがよくわかりました!(*^▽^*)
大部屋での生活
1回目と2回目の入院を合わせると、私は小児科病棟の大部屋には、5日間寝泊まりしました。
ここからは、病院の大部屋で生活してみて感じたことについて、詳しくお話していきます。
①とにかく狭い…
私がお世話になった病院の大部屋は、カーテンで1部屋が4つに仕切られていました。↓
↑私と子どもは、入り口から近い④のスペースのカーテンの中で過ごしました。
カーテンの中は、こんな感じになっていました。↓
ベッドの他に、机と簡易イス、チェスト(タンス)が2つ置かれていました。
また、奥のテレビ台の上にテレビが乗っていて、台の下には小さな冷蔵庫がありました。
生活に必要な家具を置いてもらっていて、たいへん有難いのですが…
家具とベッドだけで、もうかなりのスペースがうまっていました…。
動けるスペースがほとんどないので、とても生活しにくかったです…!((+_+;))
自分や子どもがトイレに行くときなどには、毎回、机やイスを動かして端っこにどけてスペースを作り、
それらを避けながらカーテンの外に出る、という感じでした(^▽^;)
また病院生活では、先生の診察や看護師さんの見回り、検査や清掃などで、人の出入りがとても多くあります。
そのたびに、机やイスを移動させてスペースを作らなくてはいけないので、これがなかなか手間でした…。
先生が複数人で診に来てくださったときなどは、
「診察してもらっているあいだ、付き添いの私はどこに立っていたら良いのか…?!(◎_◎;)」
と困るくらいスペースがなかったです…。
いつも、なるべくすみっこのほうに移動して、身体を縮こませて立っていました…。
入院中は、このような狭い場所に、ほぼ24時間ずっと閉じこもっていなければいけません。
この環境には、かなりの閉塞感を感じました…。
娘も息子も、「早くおうちに帰りたい」という言葉を何度も繰り返していました…(TへT)
②他の家族の音や気配が気になる…
小児科病棟の大部屋では、1部屋のなかで4つの家族が一緒に生活します。
普通の病棟では、4つベッドがあれば4人の患者さんが入院することになりますが…
小児科では、「子ども(患者さん)」と、「保護者(子どもに付き添う人)」が一緒に入院するので、8人が1部屋で生活することになります。
人数的に、普通の大人の入院時よりも、1部屋にいる人の数が多いです!
もちろんそのぶん、毎日の生活音は多く聞こえてきます。
そして子どもが入院しているため、大人のように静かに過ごすというのは不可能です…!
ましてや入院するほど体調が悪いのですから、当然子どもは不機嫌になりますし、泣けてきます…。
これは本当に仕方ないことなのですが…
娘との入院のとき、同室の赤ちゃんの泣き声が気になって、夜なかなか寝られませんでした…。
うすいカーテンで空間を仕切っているだけなので、日中も親子の話し声や、観ているテレビの音などは丸聞こえでした。
また、カーテン越しに他の人たちの動きや気配が感じられることも、とても気になりました…。
8人がそれぞれ、トイレや検査などのたびに、動いて部屋を出入りします。
また看護師さんや先生も、頻繁に病室を出入りして、診察や治療をしてくださいます。
そのため、ほとんど常に誰かが部屋を出入りしているという状況で、非常に落ち着かない空間でした…。
③自分たちの生活音にも、とても気を使う…
生活音などは本当にお互い様だと思いつつも、やはり私はとても気を使いました(≧へ≦;)
特に息子が入院した際には咳がひどくて、吐いてしまうほど激しく咳込んでいました…。
そのため、息子の咳のボリュームが大きくて、同室の方はうるさく感じていたかと思います…。
咳が出るのはどうしようもないですし、
私は「咳がひどくて、つらいなぁ…かわいそうだなぁ…(TへT)」と思いつつ…
自分の息子の咳がうるさすぎて、ほとんど眠れませんでした。((+_+;))
同室の方々も、咳がうるさくて眠りにくいだろうなぁ…と気になりました…(≧へ≦;)
他にも大部屋にいるあいだは、タブレットで観ていたYouTubeの音量調整や、話し声のボリュームなどには気を使いました。
この点では、我が家の子どもたちが入院時4歳と7歳で、聞き分けができる年齢になっていたのが幸いでした…!
注意すると、すぐにボリュームを下げたり、ヒソヒソ声で話すなどの対応をしてくれました。
子どもたちがなるべく静かに過ごしてくれていて良かったです…!
もしこの入院が赤ちゃんや2~3歳の頃だったら、聞き分けをするのが難しくて、もっともっと大変だったと思います…。
実際に、同室には赤ちゃんや幼い子も入院していて、大きな泣き声や叫び声が部屋に響いていました。
そして同時に、「それ触っちゃダメ!」とか「やめて!」、「静かにして!」、「なにやってるの!」など、
付き添いのパパさん、ママさんの苦労する声もたくさん聞こえてきました(◎_◎;)
その様子から、入院時の子どもの年齢が低いほど、大部屋では気を使って、精神的に疲れるだろうな…と感じました。
幼い子どもとの入院生活だったら、私ももっと神経をすり減らしてイライラしてしまったかもしれないと思います…。
④プライバシーの確保が難しい…
病院の大部屋は1枚のカーテンで仕切られているだけだったので、とにかく会話が丸聞こえです。
それぞれの家族が、子どもとどんなふうに過ごしているか、どんな会話をしているかは、すべて筒抜けです…。
また先生との会話ももちろん丸聞こえなので、他の子の病気のことも、聞こうとしなくても聞こえてきてしまいます。
そのため、どの子がどのような病気で入院しているのか、今の病状はどうなのか…ということまで、だいだい把握できてしまいました(◎_◎;)
病気のことが他の人に分かってしまうのは、プライバシー的に問題があるのではないかな…?と感じました。
また、カーテンの外から「今いいですか?」と聞いて、こちらの返事を待ってからカーテンを開けてくれる人もいれば、
「○○さーん」と言いながらすぐにカーテンをシャッとあけて入ってくる看護士さんなども多くいました!!(◎_◎;)
着替えをしていても食事をしていても、突然カーテンを開けられるのでビックリします…!
いつカーテンが開けられるか分からない毎日なので、なんとなくいつもソワソワして過ごしていました…。
この点でも、カーテン1枚で仕切られた大部屋では、プライバシーの確保が難しいように感じました((+_+;))
⑤トイレや洗面台が共用で使いにくい…
大部屋では、トイレや洗面台が共用でした。
トイレと洗面台は、部屋を出てすぐの場所に1つずつありました。↓
トイレや洗面台まで、距離的にはそう遠くないのですが…
常に点滴の線でつながれている子どもと一緒だと、机やイスを移動させて、カーテンを開けて、点滴を持ちながら部屋を出て…と移動するのがなかなか大変でした…!(◎_◎;)
また、他の人と使いたいタイミングがかぶってしまって、気まずいときがありました(^▽^;)
共用なので、「いま洗面台使っていいかな?」とか「なるべく早くどかないと…!」と思ったりして、けっこう気を使うな~と思いました…!
⑥他の病気に感染するリスクが高そう…
部屋が薄いカーテン1枚で仕切られていることや、トイレや洗面台が共用なことで、他の病気に感染するリスクが高いようにも感じました。
会話が丸聞こえなために知り得たことですが、隣のベッドの子からは、アデノウイルスが検出されたそうです…。
その他の同室の子たちは、嘔吐と下痢の症状で入院しているようでした。
病院なので、もちろん病気の子がいるのは当たり前ですし、お互い様ではあるのですが…(^▽^;)
「ロタウイルスが検出されました」という声が他のベッドのほうから聞こえてくると、
「近くに強いウイルスが…?!」と思えて、ちょっとドキッとしてしまいます…!
病院の廊下やトイレにも、
「病院にはバイ菌がい~っぱい!こまめに消毒しよう!」
と書かれていました!Σ(◎_◎;)
そのため、トイレを使用する前には毎回アルコールで拭いてから使う、などの対策はしていたのですが…。
ロタウイルスなどには、アルコールは効果がないみたいですよね…((+_+;))
病気で弱っている我が子が、入院中に別の病気をもらってしまうのでは?!とヒヤヒヤしました…!(≧◇≦;)
しかし実際には、我が家の子どもたちは他の病気に感染することもなく、無事に退院できたのですが…
なんと一緒に付き添い入院していた私が、退院した翌日に熱と下痢で寝込んでしまいました…!
やはり病院で何かの菌やウイルスをもらって帰ってしまったのでしょうか…?
それとも、付き添い入院の疲れが出てしまったのか??
真相は分かりませんが…。
いずれにしても、大部屋はカーテンで仕切られているだけですし、トイレや洗面台も共用なので、
いろいろな菌やウイルスが多くいる危険な環境のなかに身を置いていた感じがしました…!(◎_◎;)
まとめ
今回は、小児科病棟の大部屋での生活を体験して、私が感じたことについてお話しました。
病院の大部屋は…
- とにかく狭い
- 他の家族の音や気配が気になる
- 自分たちの生活音にも、とても気を使う
- プライバシーの確保が難しい
- トイレと洗面台が共用で使いにくい
- 他の病気に感染するリスクが高そう
…のように感じました。
大部屋では、何かと不便なことや気を使うことが多くて疲れました…。((+_+;))
2回目の入院では、途中から個室にうつることができ、個室の快適さに驚きました!!Σ(◎▽◎)
小児科病棟の個室の様子については、こちらの記事で詳しく書いています。↓
よろしければ、大部屋の様子と比較してみて下さい♪(*^▽^*)↑
他にも、子どもの付き添い入院に関する記事を書いています。↓
何か参考になることがあれば嬉しいです♪(*´ω`*)↑
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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